ECサイトでのリアルタイムな接客が可能な話題のサービス KARTE(カルテ)
ECサイトでのおもてなしというと何が思いつきますか?
商品画像を綺麗に掲載する。商品説明をわかりやすくする。レスポンシブデザインに対応するといったショップページをキレイに見やすくするといったことやわかりやすいナビゲーション、カテゴリ分け、商品を探しやすくするといった内容が挙がるのではないでしょうか。
もちろん、上記以外にも問い合わせ対応やクレーム対応など色々と考えられますが、先日、今までにない面白そうなサービスが正式公開されたので紹介します。
ECサイトでのリアルタイムな接客が可能に!?KARTE(カルテ)
「KARTE」は数行のコードを挿入するだけで、従来「1PV、1UV」としか表示されなかった顧客の訪問データをより「リアルな情報」として表示するリアルタイム解析サービスです。
リアルな情報とは「どのサイトから来たのか」「新規?既存顧客?」「購入経験の有無」などの様々な条件をもとにして、「サイトでどのページを見ているのか」「何ページ見たのか」「どのぐらい滞在しているのか」といった情報をリアルタイムに解析し可視化することで、個々の来訪者にあわせた接客を可能にすることが可能になります。
KARTEは、あなたのサイトへの訪問者をリアルタイムに見える化し、会員登録や購買に繋げるためのウェブ接客を可能にします。
どんな接客が出来るのか?
接客の種類は、ウェブサイトの中央に表示する「カードタイプ」やウェブサイトの上下に表示する「通知タイプ」が用意されており、これらを利用し来訪者にあわせたメッセージを表示することができます。
今後のバージョンアップ・外部サービスとの連携に期待
外部サービスとの連携を強化も予定されているようです。メールマーケティングツール「MailChimp」や、チャットツール「LiveChat」、アンケート&フォーム作成ツール「Formstack」などと統合し、これらを「KARTE」の接客として活用することが可能になるようです。今後、段階的にリリースされる予定になっています。
導入企業は50サイト以上、解析したUU数は4,500万人を突破
2014年9月よりクローズドβ版として大手ECサイトや旅行・人材紹介・不動産など様々な分野の企業への導入が進み、解析したユニークユーザー数(UU数)は4,500万人、訪問数では1億2,000万件を突破しています。また、サービス公開初日の申込数も100社を超えたようです。
クローズドでの実績
「KARTE」を導入したサイトでは、すでに様々な成功事例が生まれています。新規会員獲得率では108%UP、購入率ではサイト平均で30%UPした事例のほか、購入率がもっとも上昇したものとしては、約4倍の購入率を達成した事例も生まれています。
気になる導入価格は月額5,000円から
毎月固定で発生する基本料金は5,000円のみで、接客した回数に応じて料金が発生する従量課金制が基本プランとなります。
月間のユニークユーザー数が10万人を超えるサイトに関しては、月額固定料金と従量課金を選択できるエンタープライズ版もあり、14日間限定で基本料が無料となるフリートライアル期間もあります。
いかがでしょうか。非常に面白いサービスではないでしょうか。ショップへ訪問してくれたお客様に対しての今まで出来なかったおもてなしが出来るかもしれません。
H27.8.29追記:モールでも利用出来るようになったようです
DeNA運営の「DeNAショッピングモール」と、KDDIとモバオクが共同運営する「auショッピングモール」の出店企業に向けての提供を始めたようです。DeNAが保有する会員情報をモール出店者が活用できるため、来訪者に応じた精度の高いウェブ接客が行えるようになります。他モール等での利用も出来るようになる日も遠くないかもしれません。今後が楽しみなサービスですね。
チャットシステムなども含めて、今後はネットショップでの接客サービスなど、どんなものが登場してくるか楽しみですね。
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