GASで作業依頼管理Webアプリを作る|完成画面とシリーズ全体構成
この記事は、「実際に動かして学ぶGAS業務Webアプリ開発」第2シリーズの概要です。Google Apps Script(GAS)とGoogleスプレッドシートを使って、作業依頼管理Webアプリを一から作る全15回の内容を紹介します。
完成イメージ、作るアプリの機能、対象読者、必要なもの、そしてシリーズ全体の目次をまとめています。

1. このシリーズで作るもの
このシリーズでは、GASとスプレッドシートを使った「作業依頼管理Webアプリ」を作成します。
主な機能は以下の通りです。
- 作業依頼の新規登録
- 登録済みデータの一覧表示
- 顧客コード・日付・ステータス・キーワードによる複数条件検索
- 詳細画面からの編集・ステータス変更・論理削除
- 重複しない受付番号の自動採番
- 受付票PDFの作成とGoogleドライブ保存
- 登録完了メールの自動送信(PDF添付、二重送信防止)
- 操作ログ・エラーログの記録
- エラー発生時のメール通知
- Webアプリとしての公開
- ソースコードの配布・管理(ZIP、clasp、GitHub)
2. 完成イメージ
Webアプリとして公開すると、スマートフォンでもPCでも操作できる画面が表示されます。
以下は、シリーズで作る画面の構成を伝えるために生成したモックアップです。完成版コードを実行して撮影した画面ではなく、項目の配置や表示内容は実際のアプリと異なる場合があります。動作確認の結果を示すものではありません。

画面一覧
| 画面 | 説明 |
|---|---|
| 新規登録画面 | 顧客、件名、依頼内容を入力して登録 |
| 一覧・検索画面 | 登録済みデータを一覧表示し、複数条件で絞り込み |
| 詳細画面 | データの編集、ステータス変更、削除、PDF作成、メール送信 |



3. 対象読者
このシリーズは、以下の方を想定しています。
- GASを使ったWebアプリ開発に興味がある方
- スプレッドシートを使った業務アプリを作りたい方
- プログラミングの基礎はあるが、GASでの画面付きアプリは初めての方
- 社内ツールを自分で作って運用したい方
JavaScriptの基礎的な知識(変数、関数、if文、for文など)があると、スムーズに学べます。
4. 必要なもの
- Googleアカウント(無料)
- Googleスプレッドシート
- Google Apps Script
- インターネット接続環境
特別なソフトウェアのインストールは不要です。すべてブラウザ上で完結します。
5. シリーズの進め方
各記事は、以下の構成で進みます。
- 今回作るもの
- 完成イメージ
- 前回までの状態
- 使用するファイル
- 設計方針
- 貼り付けるコード
- コードの解説
- 導入手順
- 動作確認
- よくあるエラー
- starter.zipの案内
- complete.zipの案内
- 次回追加する機能
各記事には、starter.zip(開始時点)とcomplete.zip(完成時点)を同梱しています。記事を読みながら、自分のApps Scriptプロジェクトにファイルを貼り付けて進めることができます。
6. シリーズ目次
| 回 | タイトル | 主な内容 |
|---|---|---|
| 第0回 | GASで作業依頼管理Webアプリを作る|完成画面とシリーズ全体構成 | シリーズ概要(本記事) |
| 第1回 | GAS Webアプリ開発の始め方|スプレッドシートとApps Scriptを準備する | 環境構築、シート作成 |
| 第2回 | GASでスプレッドシートを簡易データベースとして使う設計方法 | データ構造、シート設計 |
| 第3回 | GASでスプレッドシートへデータを登録する|UUIDと日時も自動記録 | GASからのデータ登録 |
| 第4回 | GASのHTML Serviceでスマホ対応の入力フォームを作る | HTML、CSS、フォーム画面 |
| 第5回 | google.script.runでHTMLフォームからGASを呼び出す方法 | フロントエンドとGASの連携 |
| 第6回 | GAS Webアプリでスプレッドシートのマスタをプルダウン表示する | 顧客マスタ連携 |
| 第7回 | GASで重複しない受付番号を作る|PropertiesServiceとLockService | 自動採番 |
| 第8回 | GAS Webアプリでスプレッドシートのデータを一覧表示する | 一覧画面 |
| 第9回 | GASで顧客・日付・状態・キーワードの複数条件検索を作る | 検索機能 |
| 第10回 | GAS Webアプリに編集・論理削除・ステータス変更を追加する | 編集・削除機能 |
| 第11回 | GASでスプレッドシートからPDFを作成しGoogleドライブへ保存する | PDF作成機能 |
| 第12回 | GASで登録完了メールを自動送信する|PDF添付と送信履歴管理 | メール送信機能 |
| 第13回 | GAS業務アプリに操作ログとエラーログを実装する | ログ機能 |
| 第14回 | GAS Webアプリのデプロイ方法|実行ユーザーとアクセス権の違い | Web公開 |
| 第15回 | GASのソースコードを配布・管理する方法|ZIP、clasp、GitHubの使い分け | 配布・管理 |
7. 完成版ファイルについて
シリーズ最終完成版のファイルは final.zip として用意しています。ダウンロードリンクは、配布準備が整った段階で追加します。
含まれるファイル:
- Code.gs
- index.html
- list.html
- detail.html
- style.html
- script.html
- README.txt
- DEPLOY.md
- README.md
- .clasp.json.example
- DISTRIBUTION.md
8. 注意事項
- 記事中のコードは学習用です。本番運用する際は、セキュリティと権限を十分に確認してください。
- スプレッドシートID、フォルダID、メールアドレスなどの機密情報は、公開場所に記載しないでください。
- メール送信機能を試す際は、必ずテスト用の宛先を設定し、誤送信に注意してください。
9. 次回から始める
次回の第1回から、実際にスプレッドシートとApps Scriptを準備しながらアプリを作っていきます。
第1回の記事公開後、ここに移動リンクを追加します。




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