ネットショップの会計処理・確定申告クラウド会計がおすすめ!連携機能で売上自動取込

公開日:  最終更新日:2021/12/01

ネットショップとクラウド会計の連携機能で売上情報を自動取込して手間削減!!
個人、少人数でネットショップを運営している場合にショップ運営とは別に面倒な作業として確定申告、ショップの会計処理がありますが、最近ではクラウド会計ソフトの登場もあり、すでに活用されている方も多いのではないでしょうか。

クラウド会計のメリットとしてwindows、Mac等のOSは関係なくインストール不要でインターネットが使えればどこからでも利用可能なことです。また一番の注目機能としては、手間削減が期待できる銀行、クレジットカードなど金融機関との連携機能で取引明細を取り込み、自動で仕訳してくれるところでしょうか。銀行、クレジットカード以外にもネットショップと連携できるようになっています。他にも様々な新しいサービスとの連携機能が追加されていくことは間違いありません。

本日は、ネットショップの売上情報を自動で取得出来るクラウド会計ソフト(freee・MFクラウド会計・弥生オンライン)が、どのショッピングモール・ショッピングカートと連携できるのか調べてみたので紹介したいと思います。比較の参考にしてみてください。

確定申告に向けてネットショップの売上情報を自動取り込み出来るクラウド会計ソフトについて調べてみた

まずクラウド会計ソフトについて簡単に説明しておくと、いままでは会計ソフトといわれるとパソコンにインストールして利用するのが当たり前でしたが、ここ数年、クラウド会計ソフトと呼ばれる、インターネット上で会計ソフトを利用することができる仕組みが普及してきています。パソコンにソフトをインストールする必要がなくインターネット上にデータが保存されるため、パソコンとネット環境があればいつでも利用することができます。使っているパソコンが故障したとしても他のパソコンを用意するだけでOKです。

また、クラウド会計ソフトの大きな特徴として、他サービスとの連携機能があります。銀行口座の入金、出金情報を自動的に取得したり、クレジットカードの支払い情報を自動取得したりといったことが可能です。そして自動取得したデータが勘定科目なども自動的に振り分けて入力の手間を大きく削減できます。

連携機能として最近ではネットショップと連携をすることが出来るようになっており、ショップの売上情報や手数料の情報といったものを会計ソフト側に自動的に取り込んでくれる便利な機能が提供されています。

クラウド会計ソフトとして代表的な3つ

・freee
・MFクラウド会計
・弥生青色/弥生白色オンライン

について対応しているECサイト、サービスを調べてみました。

クラウド会計ソフト「freee」フリーの場合

freeeのサイトイメージ

全自動のクラウド会計ソフトfreee
は無料プランも用意されており、気軽にお試しすることも可能です。会計業務に限らず、見積書や納品書、請求書などの作成も可能です。無料プランの場合は、過去3ヶ月分の情報しか表示されない制限がありますがクラウド会計がどんなのか、各種連携機能がどうなのかといった内容を確認するには無料プランで十分だと思います。

MakeShopとfreeeの連携
GMOが運営するMakeShopとfreeeを連携させて、売上の情報を自動で取り込むことが可能です。freeeの連携画面からショップIDとパスワードを入力して連携申請するだけで自動取り込みが出来るようになり売上が銀行に振り込まれたら、売上高の未決済取引の消し込みを行うことも出来るため入力の手間を削減できます。


Baseとfreeeの連携
BASEでのショップの売上や、発送にかかった送料など、ショップを運営する上で帳簿付けをする必要があるデータを、自動で取り込むことができます。また、BASEでの売上分はあとで一覧で確認することも可能です。

【freeeに自動で取り込まれる情報】
商品の売上情報、決済手数料・商品送料、商品のキャンセル情報、売上金を引き出した時の事務手数料(引き出し申請 事務手数料)・振込手数料


Amazon(セラーセントラル)とfreeeの連携
Amazonの出品・出店サービスとfreeeを連携すると、Amazonの売上データや手数料などが取引として自動で取り込まれます。この時点では、まだ売上金額が銀行口座に入金されていませんが、Amazonから銀行へ入金されたら、その金額をAmazonから銀行口座への口座振替として登録することで、Amazonの売上が正しく帳簿付けされていきます。

以上、現時点ではfreeeではMakeShop、Base、Amazonの3つに対応しているようです。今後も追加されていきそうです。

H30.3.22時点での連携状況
Amazon(セラーセントラル)、Yahoo!ショッピング、BASE、MakeShop となっています。

クラウド会計ソフト「MFクラウド会計」の場合

MFクラウド会計のサイトイメージ

家計簿アプリ・クラウド家計簿ソフトで有名な<家計簿アプリ・家計簿ソフト「マネーフォワード」がサービス提供しているクラウドの会計ソフトがMFクラウド会計です。

MFクラウド会計とMFクラウド確定申告のメニューがありますが、この2つは別のソフトです。2つの違いとしてはMFクラウド会計が法人用で、MFクラウド確定申告が個人事業主用です。個人事業主用のMFクラウド確定申告は、白色申告にも青色申告にも対応しています。

H30.3.22追記しました
同社が提供している無料で使える請求書作成クラウドシステムMFクラウド請求書とのデータ連携、POSレジ、クレジットカード等とのデータ連携が可能です。

カラーミーとMFクラウド会計の連携
GMOが運営するカラーミーとの連携が可能です。連携の設定をすれば売上情報などの自動で取得出来るようになります。


BaseとMFクラウド会計の連携
freeeと同様にBaseとの連携が可能です。連携の設定をすれば売上情報などの自動で取得出来るようになります。


Stores.jpとMFクラウド会計の連携
連携サービスの一覧ページには記載がありませんでしたが、他ページにて連携可能なサービスとして記載がありました。

H28.1.17 追記
YahooショッピングとMFクラウド会計の連携
Yahooショッピングとの連携機能が追加されました。
Yahoo!ショッピングのアカウントは、プロフェッショナル出店のみ対応

Amazon(出品者アカウント)とMFクラウド会計の連携
取引の単位で売上データが取得か決済期間(通常は2週間の周期)ごとの集計を取得か2種類の連携が可能です。

PayPalとMFクラウド会計の連携
PayPalとの連携機能が追加されました。

H30.3.22時点で連携しているサービス
楽天市場(出品者)、Yahoo!ショッピング(出品者)、カラーミーショップ、BASE、STORE.jp、Amazon.co.jp(出品者アカウント)、Amazon.co.jp(出品者アカウント)決算期間集計 等と連携ができるようになっています。

クラウド会計ソフト「弥生会計オンライン/やよいの白色申告/青色申告オンライン」の場合

やよいの青色申告オンラインのサイトイメージ

会計ソフトで有名な弥生が運営しているクラウド会計サービスが弥生会計 オンラインやよいの青色申告 オンラインです。

調べてみたところ、銀行口座との連携機能はありますが、ショップと連携は現時点では出来ないようです。今後は対応していくかもしれません。

H30.3.22追記
YAYOI SMART CONNECTと呼ばれるサービスを使って、銀行口座、クレジットカード等からデータ連携が可能になっています。
POSレジ(AirREGI、スマレジ、ユビレジ)などのデータとの連携も出来るようになっており、実店舗でPOSレジを使って売上データと連携させている事例もたくさんあるようです。レシートをスマホカメラで写真を撮って取り込む機能やクラウド見積・請求書サービスMisocaなどとも連携できるようになっておりクラウドサービス間の連携が強化されてきており、クラウドシステムを利用するメリットが充実してきています。


各クラウド会計ソフトと連携出来るショップサービスは、まだまだ少ないなという印象ですが、今後の対応に期待したいところですね。ショップの売上情報が自動的に連動していなくても、銀行、クレジットカード等の情報を自動的に取得できることでかなりの手間は削減できるのではないでしょうか。




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